“東洋と西洋の出会い”をキーワードとして1996年に創刊された『Art Maison International』。
それは、現代日本美術を総括的に紹介する国際美術書籍です。
海外の美術関係者たちに才能を認められている日本の芸術家の作品を、ハイレベルな美術印刷で誌面の許す限り数多く掲載しています。
2022年3月31日発行の『Art Maison International』Vol.26の掲載作品をより多くの方に知っていただくため、ウェブ・ギャラリーで公開いたしました。
このページをご覧になることで、世界に誇るべき「日本美術の今」をぜひ体感してください。

掲載作品、作家へのお問い合わせ : TEL 06-6345-9950/info@reijisnsha.com

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期された東京オリンピック・パラリンピック。当初予定されていた会期から約1年後の2021年夏、多くの困難を乗り越えて無事に開催されました。オリンピックでは7月23日~8月8日の17日間で33競技を、パラリンピックでは8月24日~9月5日の13日間で22競技を実施。国内外の多くの人々が選手たちの熱い戦いに声援を送ったことは皆さまの記憶にも新しいでしょう。。

開幕が近づいても感染状況が好転しなかったことで、開催を懸念する人が少なくなかった今大会。しかし、いざ競技が始まると日本のメダルラッシュもあったためか、「選手の笑顔や闘う姿勢に共感した」などと開催を前向きに捉える声が聞かれるようになり、オリンピック、パラリンピックともに大盛況のうちに幕を閉じました。オリンピック直後に日本で実施された世論調査によれば、6割から7割近い人が「大会を開催して良かった」と回答。また、大会を総括する記者会見で橋本聖子東京2020組織委員会会長は、その開催意義を「このような困難な時代で、コロナによって分断された世界だからこそ、オリンピック・パラリンピックを開催することで、人々の繋がりや絆の再生に貢献し、スポーツの力でふたたび世界をひとつにすることが、今の社会に必要なオリンピック・パラリンピックの価値であると、信じてきました」と答えています。

スポーツだけでなく、アートもまた人々の繋がりや絆の再生に貢献し、ふたたび世界をひとつにする力があるのではないでしょうか? 人類がコロナウイルスという未知の恐怖に初めて直面した2020年は美術館やギャラリーの多くが休業に追い込まれ、人々がアートに触れる機会は激減しました。感染拡大を防ぐためにはやむを得ないことかもしれませんが、それまでとは異なる非日常的な生活を余儀なくされた人々の心を癒し、元気付けるという、アートが本来果たすべき役割を自ら手放すことになってしまったような気がします。その後、徐々に活動を再開した美術施設。そこでアート作品を観ることによって、コロナ禍を乗り越える勇気をもらった人は少なくないはずです。

東京オリンピック・パラリンピックは、新国立競技場などの競技施設やおもてなしの心など多くのレガシーを残しました。今号で26号目を迎えた国際美術書籍「Art Maison International」は、ある意味で年に一度生まれるアートのレガシーだと言えるかもしれません。ここに掲載された多くの日本人芸術家とその作品は、日本はもちろん海外に住む多くの美術ファンにアートの素晴らしさ、アートがもたらす様々な効能を感じさせてくれるはずです。

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